平成22年度NPO等との協働事業

ベトナム理解講座の取り組み

講演会「ベトナムの子どもたち」 ー 9月26日(日)14:00~16:30 ー
この講演会では、ベトナム人留学生フィン・ゴック・チャウさんと、ベトナム事務所員税田真理子さんにお話していただきました。チャウさんからは、一般的なベトナムの子どもたちの生活の様子を、税田さんからは、「子どもの家」設立から現在までの経過と子どもたちの様子、自立した子どもたちのことこれからの課題などを話していただきました。参加者は30数人、初めて、「子どもの家」のことを知った方が多かったです。講演をもとに、最後に35分ほどとって、質疑応答も含めて皆で話しました。活発な意見が出て、質疑応答の時間が足りないくらいでした。参加者の皆さんから、とても良いお話を聞かせていただきましたとの感想をたくさんいただいております。DVDやパワーポイントを使ってのお話で大変わかりやすく、皆でお話しする時間もあって、とてもステキな講演会でした。
 お二人のお話の内容の中から、いくつかを記して報告とさせていただきます。

(フィン・ゴック・チャウさんのお話し)

パワーポイントを使用して、具体的に年齢を追って、ベトナムの子どもたちの様子をはなしていただきました。初めて知ることも多く、お話の途中で質問もたくさん出て、知らなかったベトナムにふれることができました。またチャウさんからみた、日本の子どもや青年たちへのメッセージも含めてのおはなしでした。

小学校、中学校は義務教育だが、無償ではない、教科書代などが必要であること。貧困家庭にとっては、其の費用も大変である。
授業は、午前組、午後組と二部制になっていること(学校の数が不足しているため)
成績が重視されるので、家庭教師をつけて家での勉強をしている子が多い。
通学は、交通事故などの危険が多いので、中学ぐらいまで親がバイクで送り迎えする家庭が多い。
中学ぐらいで、家の手伝いのしつけをされるので、家の仕事を手伝うのが当たり前。
日本のこどもたちは、高校生になっても子どものように思う。日本は国が発展してきたが其の反面、家族の一員としての責任意識が弱くなっているのではないか?もっと教育をしないといけないのではないか?
ベトナムでは、昔の遊びを知らない子がふえている、もっと伝えていく必要があるのではないかと思っている。
ベトナムでは、18歳で成人のなる。成人すると、ボランティア活動をしなくてはいけない。高校を卒業して大学へ行けない人、就職できない人が軍隊に行くことが多い。
就職はなかなか難しい。就職のために、二つの大学に同時に通っている人もいる。
結婚すると子どもは、おじいさんおばあさんにみてもらい、将来は自分たちがおじいさんおばあさんの面倒をみる。ベトナムではあたりまえのこと。

(税田眞理子さんのお話)

やはり、現地にいて活動をしている人ならではのお話しをしていただきました。懐かしいDVD「人間劇場」一部上映のあと、子どもの家設立から、現在までのお話をしていただき、また、自身の活動への思い、願いを含めてのお話で、最後の質疑応答では、多くの方がもっと知りたいと、多くの質問があり盛り上がりました。一方的に聴くだけでなく、このように、みなで話し合う時間も含めての講演会って、なかなかいいものです。

「子どもの家」が設立されたのは、ストリートチルドレンといわれる子どもたちが、自立して、仕事をして、自分の力で生活をしていけるようにとの目的のため。
ストリートチルドレンといっても、この17年で、その定義も大きく変わってきたこと。今は、ストリートチルドレンというよりも、貧困家庭の子どもたちが多い。
入所後、自立できるまで、子どもの家で生活するが、途中で退所する子もいる。
子どもたちの心のケアーをするために、児童文化センターを開設した。
子どもたちの自立のために、職業訓練をしている。
子どもたちの自立のために、JASSが企業を起業している。
自立した子どもたちの様子(自立した子どもたちの職業などをはなしていただく)
「子どもの家」に入ってくる子どもたちは、「自分は学校に行けなかった、だから子どもは学校に行かせたい」という親の願い、又「私が倒れる前に施設に預けてしっかりそだってほしい」といったおばあちゃんの願いなどを受けて入所してくる。時代と共に、ストリーチチルドレンの実態もかわってきていますが、やはり、貧困のため、学校に行けない子、家庭で面倒がみれない子たちが、入所して、自立に向けて頑張っている。

将来は、ベトナム人自身が、ベトナムの貧困問題にとりくんでいけるようになってほしい。
(文責 藤井)

 
   

 



ベトナム語会話講座(入門~初級) ―10/10~12/5毎日曜日―

ベトナム人留学生(チャウさん、チャンさん)が講師となっての講座です。10月10日から12月5日まで毎日曜日、国際センターにて開催しています。9人の受講者です。まだ始まったばかりですが、わきあいあいと授業が進んでいます。語学講座を通じて、ベトナムを理解していただければ嬉しいですね。(文責 藤井)

 

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