9月25日(日)京都府国際センターにて東南アジア理解講座・ベトナム文化講座を行いました。
　今回は、ベトナム事務員として5年4ヶ月現地で活動を行い、昨年12月に帰国された、福田もえこJASS副代表より子どもの家での活動についてお話いただきました。
　後半は、今年2月に京都産業大学ベトナムスタディーツアーに参加された学生さんより報告をいただきました。
　福田さんには、JASSとの出会いや現地に行くことになった経過、ベトナムで活動することの難しさや「子どもの家」の現状や課題についてお話いただきました。
　福田さんが赴任された時期は、小さかった子どもたちがちょうど思春期を迎え新たな課題にぶつかった時期であったとお聞きしました。
　現在「子どもの家」で大きくなった子どもたちが、次々と社会に出て行く時期を迎えています。就職ではベトナム社会という新たな壁にぶつかるということもお聞きしました。それぞれの道を選んだ子どもたちがどう生きていくのか、自立に向けてどう支援していくのかが現在大きな課題であると思いました。
　産業大学の学生さんからは、子どもの家での子どもたちとの交流、現地の学生との交流、農村でのホームステイ、施設見学などで感じたことをお聞きしました。初めてベトナムに行った感想とともに、ベトナムとの出会いが学生さんの今後に大きな影響を及ぼした体験が伝わってくる内容でした。
　今回は60名の方にご参加いただき、会場は満員でした。講演後は、福田さん、学生さんへの活発な質疑応答が行われました。
　今回の東南アジア理解講座は昨年に引き続き京都府国際センターと共催で、東南アジア6カ国の文化、語学、料理講座を行っています。語学講座、料理講座も開催することになっています。その報告もHPでUPしていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。